釣りと言ったら、さびき釣りや投げ釣り、ちょい投げや、釣り堀で釣り糸を垂らす釣り方が一般的です。
ブラクリ釣りは釣り好きならけっこうメジャーですが、管理人はあんまり知りませんでした。やってみたらとても面白い釣りだったのでご紹介していきます。
ブラクリ釣りとは
主に根魚と呼ばれる岩場やテトラポットなどの周りに住んでいる魚をブラクリと呼ばれる仕掛けを使って、テトラポットの穴の中や岩と岩の隙間に仕掛けを入れて釣る釣り方です。
魚が入れば、高確率に反応してくる為手軽にはじめられ、ハズレの少ない釣りです。fishing 遊 「ブラクリ釣り」とは から引用
ポイントとしては、下記の4つが挙げられます。
- 初心者でも簡単に釣れる
- 魚が居れば食いついてくる!
- ボウズ(釣果0のこと)になりにくい!
- 釣れる魚が本当に美味しい!
順を追って説明していきます。
初心者でも簡単に釣れる
後述しますが、まず仕掛けが単純なため、すぐ始められる&すぐしまうことが出来ます。
また、釣り方も、下に垂らすだけなので簡単です。
また、仕掛け自体も安く、根に掛かって回収できなかった時のショックも少ないです。
デメリットとしては、簡単すぎるため、極める要素が少ない…ということでしょうか。
釣り玄人はだんだんルアーフィッシングやチヌ狙いの釣り方など、魚との知恵比べが必要になってくる技量が求められる釣り方になっていって、ブラクリ釣りはあんまりしていないイメージがあります。
魚が居れば食いついてくる!
ブラクリは基本ラン&ガンという戦法です。
通常の釣りが糸を垂らして、魚が来るのを待つ…というスタンスですが、
ラン&ガンでは糸を垂らして魚が食いついてこなかったら、さっさと別のところで糸を垂らす戦法になります。
居れば釣れるので、釣れるか不安なまま待ち続けるより気持ちが楽です。
また、食いつきも強くてわかりやすく、魚を釣り上げている!という感覚が味わえます。
上の引用先では、テトラポットや岩の隙間を狙うのがブラクリ…と書いてありましたが、
普通に堤防の壁沿いに永遠に落とし続けていけばどこかしらに魚は居ます。
ボウズ(釣果0のこと)になりにくい!
先ほどのラン&ガン戦法を使えば、堤防の壁際に魚がいる限り、釣ることができます。
ただ、簡単な分、ブラクリ釣りをやっている人は他にもいるため、大物は誰かに釣られたらいなくなります。小さい魚は今後のためにリリースする必要があるので、最近は4~5匹釣って、1~2匹の割合で持ち帰っています。
釣れる魚が本当に美味しい!
今まで、遠投釣り、サビキ釣りなどして、自分でキスやアジ、サバやコノシロなど色々釣ったことがあります。個人的な感想ですが自分のさばき方が悪かったのか、そこまで美味しいと感じませんでした。
ブラクリ釣りで釣れる、カサゴ、これは確実に美味しいです。調べてみると、根魚は全部美味しいらしいです。冬に釣れる魚が美味しい、と論じるサイトもあったのでもしかしたら冬限定かもしれないので今年の夏にた釣って実際に食べ比べてみようと思います。
余談ですが、この前香川県に行ったら、処理済みのカサゴが一匹240円でスーパーで売っていました。けっこういい値段ですね。
ブラクリ釣りの仕掛け
赤いオモリの下に釣り針がついている感じの仕掛けです。
これを付ければ準備完了です。
今は竿もダイソーで1000円くらいで購入できます。
便利な時代です。
どこで手に入る?
釣り具屋さんでも手に入りますが、近年は100円ショップが釣り具コーナーを充実させていて、とても安く手に入ります。ついつい楽しくて色んな種類の釣り具を買ってしまいます。
管理人はよくダイソーで買っています。
ブラクリ釣りのやり方
知り合いの釣り大好きな人にやり方を教えてもらいました。
①イソメを付ける。なるべく釣り針につけて、イソメが直線になるようにして付けたほうが食いつきがいい気がします。あんまりけちけちせずに、結構長めに付けてます。
また、色んなサイトを見ていると魚の切り身や、イカの塩辛なども勧めているところがありました。
②糸をたゆませ、一気に一番海底まで降ろす。
③これ以上糸がたゆまず、底に着いたなと思ったら2,3回海底を静かにたたくように上下させる
④いなかったら、1メートルくらい巻き取り、そこで止めて、2,3回上下する。
⑤いなかったらさらに1メートルくらい巻き取りそこで止めて、2,3回上下する。これを全部巻き取るまで続ける。
⑥全部巻き取ってもいなかったら、岸壁の場合は場所を2,3メートル隣にずらす。テトラポットの場合は他の穴に移動する。
費用はどれくらいかかる?
先述した通り、ブラクリ釣りの仕掛け自体はダイソーで110円で購入可能です。 しかも2つ入りで。
餌は魚の切り身なら200円くらいなイメージです。イカの塩辛も同じくらいです。イソメは、管理人の近くにある「かめや」だと100円単位で売ってくれるので、200円も購入すれば十分遊べます。
結論、300円もあれば半日以上遊べます。(仕掛けを失わなければエサ代200円+海に向かうガソリン代)
余談ですが、海の近くの個人でやられていそうな釣り具やさんでこの前イソメを購入したら500円で、かめやの250円分くらいの量でした。ただ、一匹一匹はめちゃくちゃ太かったです。
釣った後の調理方法
静岡県に住んでいる管理人は主にブラクリでカサゴが釣れるのですが、
唐揚げで食べると感動します。
これ見ると食べたくなります。
あと、大きい個体だと刺身にしてもめちゃくちゃ美味しいです。
カサゴはとにかく美味しいです。
頭の部位は特にだしが出るそうなので、荒汁を作ってもおいしいです。
以前「鉄腕ダッシュ」のめし遺産で、答志島を調査していたときに、
この地域に根差す郷土料理として、「医者ごろし」というものが紹介されていました。
内容としては、カサゴやメバルの煮つけにした後の食べ残った頭や骨と煮汁に、お湯を入れてぐちゃぐちゃにして飲む、というものでした。
TOKIOやジャニーズのかたが美味しい美味しいといって食べていたので、
なるほど、美味しいのか、と思ってテレビでやっていたようにまずカサゴの煮つけを作り、食べ終わったらそこにお湯を注いで食べてみました。
冷めた煮汁、冷たいお皿にお湯を入れると生ぬるい汁が出来上がって、
なんというか、見た目もグロテスクだしそこまで食べたくないなぁとおもいつつ飲んだら、
別にそんなに美味しくないなというのが感想でした。
ただ、カルシウムたっぷりでお医者さんがいらなくなるくらい体に良いそうなので、薬と思えばいいのかもしれません。
釣りに行きたくなる動画
アナハゼティという二人の釣りユーチューブが面白いです。
楽しそうに笑い合いながら釣っているのを見るとだんだん海に行きたくなってきます。
また、色んな仕掛けを紹介してくれていて、この釣り具で釣ればこんなに釣れるのか…!とわくわくして釣りに行きたくなります。ただ、そこは動画だから面白いのであって、同じ釣り具を使っても、現実は何時間も待って大した釣果じゃないことが多いので、そのあたりは変に高い期待を持って観ないことをおすすめします。
アナハゼティの二人がおすすめするので、今は新境地のメタルジグとか、虫ヘッド釣りを挑戦しています。
虫ヘッドで、ベラとかカサゴ、はぜっぽいのも連れました。
まとめ
ブラクリ釣りについてご紹介してきました。
とりあえず推す点としては、ボウズにならない、すぐ仕舞えるのですぐ帰れる、そしてとっても美味しい!というところでしょうか。
どんどんあったかくなってきて、魚の活性もあがっている頃かと思いますので、ぜひブラクリ釣り挑戦してみてください!
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