最近、絶滅した動物について学ぶことが流行っている気がします。
「ざんねんないきもの事典」や「わけあって絶滅しました」がめちゃくちゃ売れたのがきっかけだと思いますが、(今や展示会も開いてアニメ化、映画化もされるという…)他にもテレビの「博士ちゃん」に絶滅した動物に関する博士ちゃんが登場したりと、いろんなところでにぎわっています。
映画「勝手に震えてろ」の主人公の趣味も、夜な夜な絶滅した動物についてウィキペディアで調べるという設定で、そのニッチな趣味と演じていた松岡茉優のかわいさの相乗効果で魅力的なキャラクターになっていました。
本記事では、絶滅した動物ウォッチングの面白いと感じる3つのポイントについてそれぞれ具体例を挙げて紹介していきます。

完全に余談ですが、映画「勝手に震えてろ」とっても面白かったです。今はネットフリックスでも視聴できるんですね。


絶滅した動物の進化が面白い
穴掘り㌠(骨格と巣穴は別々の種のもの)
エピガウルス(現在の正式名はケラトガウルスでしたっけ?)可愛カッコよくてゾイドのモチーフになりそう。しかし、頭の角は穴居生活で邪魔にならなかったのか?#国立科学博物館#金曜日だから化石貼る pic.twitter.com/Bp902SSJAX— Asa (@Asa_dinoclub414) August 10, 2018
エピガウルス(ケラトガウルス)という新生代の新第三期(250万年以上前)の動物は、リスやネズミの仲間でした。
ただ、モテようとしすぎて、角が伸びすぎた結果
・角の維持管理のために多く栄養を摂る必要があり、餌を食べる量が増えた
・角が地中に潜る時に邪魔になった
ことで絶滅したと言います。
現代でいうと、キジとかもきれいですけどもてるためにやりすぎてる気がしますよね。いつか絶滅しないか心配です。
人間に例えると、モテを意識するあまり洋服や整形などにお金をかけすぎて生活が成り立たなくなる、みたいなことでしょうか。
モテと生活のお金の使い方のバランスの大切さを身をもって教えてくれます。
絶滅した理由が考えさせられる
マスカリン諸島という、インド洋のマダガスカル島東沖にある、島に暮らしていたドードーという鳥は、隔絶された島で天敵がいない環境の中暮らしていたため、ポルトガル人が訪れた時
- 空が飛べなくなり、大型化していった
- 人間に対しての警戒心がなくなっていた
- 巣を地上に作っていた
等の理由から、人間の食用として食べていました。実際はそれほど美味しくなかったそうですが…。
遊びとしても狩猟されていたようです。
また、当時のポルトガル人は、来島した際犬や家畜を島に放したり、一緒に来たネズミが卵を食べてしまったりと、そんな中数が激減していきました。
絶滅していく過程を考えると、
・鳥は厳しい環境でなければ飛ぶことをやめていくように退化していく
・敵がいないと警戒心がなくなり平和主義になる
・平和主義は、暴力で絶滅する…?
そういえば猿の世界でも、暴力的なものは生き残る一方、平和に生きるボノボは絶滅が危惧されたりしています。
やはり、平和はある程度の武力を元に成り立つのでしょうか。考えさせられます。
人間による乱獲が悲劇でしかない
ステラーカイギュウ見てきました。デカイっすね。
絶滅の原因は
・狩猟
・生息地の変化
・気象変動
・外来要因
とありましたが、ステラーカイギュウの場合は狩猟と優しさだそうです。優しさが仇になるやつですか??#絶滅危惧種研究所#ステラーカイギュウ#名古屋港とステラーカイギュウの旅 pic.twitter.com/frR6Ka9SP3
— キタムラ100%@金海展ありがとう by Kinkadesign (@BlueFieldnet) August 10, 2019
ステラーカイギュウは乱獲で絶滅したそうです。
とても美味しい動物だったそうです。
狩猟方法は聞くだけでなんだか悲しくなってきますが、
・モリ等で突き、傷を負ったステラーカイギュウを一匹オトリにする
・モリを外そうと、仲間のステラーカイギュウが寄ってくる
・一網打尽
だそうです。
悲しくなります。
最後に
絶滅理由として、過剰に進化したため絶滅したもの、人間のエゴによって絶滅したもの、人間第一の環境にそぐわずに絶滅していったものなど、いくつか挙げられます。
2020年には、日本のオガサワラシジミが絶滅したと認定されました。
絶滅した生き物をかわいそう、と思うだけでなく今絶滅が危惧されている生き物に対しても何かできることはないか、考えてみることも大切だと思います。
絶滅危惧種を増やす、なんていう趣味もいつか書けたらなと考えてます。
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