そもそも「ぼっち・ざ・ろっく!」とは
マンガペディアさんがきれいにまとめていたので下記参照。
友達のいない引っ込み思案な女子高校生の後藤ひとりが、バンド活動を通じて成長していく姿を描く音楽漫画。キャッチコピーは「陰キャならロックをやれ!!!」で、ライブチケット売りのノルマやライブハウスでのオーディションなど、バンド活動特有の苦労話をコミカルに描いている。また、実在するミュージシャンやバンドへのオマージュが作中に散りばめられているのも特徴。芳文社「まんがタイムきららMAX」2018年2月号から4月号にかけてゲスト連載されたあと、2018年5月号から正式連載が開始された作品。「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門で第8位に選出。2022年10月テレビアニメ化。
令和の時代に大ヒットしたCreepy nutsも陰キャというか、自分のしんどいイタい部分を表現することで共感を得ている感じがあります。異世界転生と言い、令和は陰キャ勢が成り上がってくストーリーが共感を良いやすいのかもしれません。
まずは「ぼっち・ざ・ろっく!」そのものを楽しむ
アニメを楽しむ
管理人が最初に「ぼっち・ざ・ろっく!」を知ったのは、たまたまユーチューブのショートで今年面白いアニメみたいな感じで紹介された中で「陰キャが陰キャなりに頑張ってバンドしていく話」みたいなふうに紹介されていて、なんか面白そうだから見てみようか、と思って三話くらいからアメーバテレビで見始めたのが最初でした。5話くらいで、やばいこれはしっかり見返さないとだめなやつだってなって、「ぼっちざろっく!」のためだけにネットフリックス再開しました。
現在は色んなサブスク動画サービスで見れます。アマゾンプライムが最も最安値で視聴でき、他にもネットフリックスやU-NEXTでも見れます。
・アマゾンプライム
ネットフリックス
U‐NEXT
「ぼっち・ざ・ろっく!」を周回する
最初は倍速で可 ライブシーンだけ速度を戻すことを推奨
最初は倍速でいいと思います。ただ、その代わりライブシーンのある5話までとりあえず観てほしいです。管理人の一周目はそこから入りました。
2周目 セリフ以外の効果音や、ベースの音を堪能する
5話で脳を焼かれると、よりこの世界観に飲み込まれていかれると思います。一周目でストーリーの面白さ、日常回のギャグパートの質の高さ、そして音楽のすごさを理解した方は無意識に二周目に突入されると思います。
二周目はセリフの裏の背景の効果音や、ギターの音の裏の山田リョウの奏でるベースの音などに注意を向けるとまた違った深い層の面白さを知ることが出来ます。
3周目 原作者がユーチューブで出している原作者と一緒に視聴しようシリーズで裏話まで楽しむ
二周目まわったあたりで、どこからか原作者のユーチューブの存在について知る機会があるはずです。
そこにはファン垂涎のコンテンツがあります。原作者はまじあきさんと原作の音楽監修をされているinfantさんという方が二人と一緒に「ぼっち・ざ・ろっく!」を視聴しよう!というシリーズがあり、(一部の話は現在は視聴不可)
原作者や音楽監修された方ならではの情報が聞けるので、2周した方なら絶対に聞いて感動すると思います。
ユーチューブに挙がっている「ぼっち・ざ・ろっく!」の元ネタやオマージュについて触れよう
ウィキペディアの楽しみ方の一つに、一つ知りたいことがあった時にそれについて知れる以外に、派生して色んな知識を芋づる式に知ることが出来ることがあります。
興味があることには脳も喜んで知的欲求が高まります。
「ぼっち・ざ・ろっく!」もめちゃくちゃ派生があります。
「ぼっち・ざ・ろっく!」の声優について気になった方は、ユーチューブで「ぼっち・ざ・らじお」や「ギターヒーローへの道」がありますし、
ギターについて気になった方は実際に購入してみて、ぼっちちゃんたちと同じ視点に立ってみるのも面白いと思います。
管理人が更新をさぼっている間に結構手ごろで現在メルカリでギターの習得を挫折した方たちの中古のギターが出回っているようです。
また、オマージュの多い作品でもあるので、元ネタを辿ってみるのも面白いと思います。
原作を楽しむ
元々honto派でしたが、DMMのポイント還元半端ないことを知り、「ぼっち・ざ・ろっく!」からDMMに徐々に乗り換えていくことにしました。ただ、DMMは年間三回BIGセールがあるものの、普段はないので、普段にどうしても欲しい場合はhontoに、セールの時はDMMにしようと思っています。
DMM、hontoも使っている人はkindleも初回70%オフなので見てみてもいいかもです。
マンガ「ぼっち・ざ・ろっく!」の扉絵では色んなアーティストをオマージュしている
原作の漫画の各話の扉絵では、作者はまじあきさんの好きなアーティストのCDジャケットをオマージュしたものが取り上げられています。
ここのサイトでは、そんなCDジャケットの元ネタをまとめてあるのでおすすめです。
また、アニメの背景に各ミュージシャンのポスターのオマージュが数多くあります。そこから辿っていくのも色んなアーティストを知ることが出来ます。
また、はまじあきさんのユーチューブチャンネルには、しれっと原作者推しの曲がまとめてあるプレイリストがあるので、そちらも要チェックです。
「ぼっち・ざ・ろっく!」に影響された方が、「ぼっち・ざ・ろっく!」が影響されていそうな曲のプレイリストとかも上げているので、それをなんとなしに聞くと、今まで知らなかったミュージシャン、曲に知り合えます。
このユーチューブのリストよかったです。
ここのノートの記事もよかったです。
管理人自身はこの中で、
ポルカドットスティングレイや、Cilli Beans、なぜか派生で出てきたマハラージャン等を筆頭に色んな音楽に触れ、好きになることができ、かなり貴重な時間を過ごせたと思います。
・ポルカドットスティングレイ
・Chilli Beans
・マハラージャン
まとめ
以上、「ぼっち・ざ・ろっく!」を視聴してから、個人的に色々ロックの音楽の世界を素人として歩かせていただいた変遷をつらつらと書き記してきました。
正直はまりすぎて、これは親元の株買うべき…と思い、アニプレックスの株を調べてみてましたが、
ソニーグループとかいうバカでかい組織ということが分かり、うやむやになりました。
何かの参考になれば幸いです。管理人は元々、ジャズやヒップホップしか聞いてなかったのですが、ボッチザ・ロックの影響で、Jポップ、ロックの世界にしばらく浸かった後のエミネムやnasの音楽(ヒップホップのど定番)を聞いたら五臓六腑に染みわたりやっぱりヒップホップも最高だなと気づかされました。
余談 「ぼっち・ざ・ろっく!」と名著「夜と霧」の、絶望を乗り越える共通点
ヴィクトール・フランクル著「夜と霧」は、ナチスドイツ時代の強制収容所に入った筆者がどのように考えて、絶望せずに強制収容所の生活を乗り越えて無事生き延びた方を記した本です。
精神心理学者として、強制収容所の日々を乗り越えた人たちの思想や考え方を調査して、その傾向をまとめています。
現代を生きる私たちに絶望の乗り越え方の一つの指針を与えてくれる名著です。
その本の中でヴィクトールフランクルが提唱しているのは、
「生きることから何を期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちから何を期待しているかが問題なのだ」
と言います。
これは一回読んでもよく理解できなかったのですが、数年かけて頭の片隅に置いておいた管理人の理解だと「自分の人生に意味はあるのか…と苦悩するのではなくて、
未来の実現したいこと、未来で待っていてくれる人のことを思い浮かべて、その方向に向かう方に、日々の生活のちょっとした選択をしていくことが大切よ」って意味合いに取っています。
主人公ボッチの辛い時に将来の楽しいことを考えて現実の辛さを紛らわす姿は、
ギャグシーンでありながらフランクル流の哲学に似ているのかな、と思いはっとさせられるものがありました。
「夜と霧」について興味を持たれた方はぜひ100分で名著から入ってみることをおすすめします。
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