【糖質制限するより食物繊維】免疫力がん上げ!腸内細菌を全力で応援する腸活をする

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日本を含め先進国では、慢性的なアレルギー性の病気を持つ人が多かったり、生活習慣病、心の病を持つ人が増加傾向にあると言われています。従来の医学では解決できない慢性的な病気への解決の糸口として注目されているのが、腸活です。

本記事では、まず腸活について簡単にお伝えします。その後多くの文献を読みあさりまくった管理人が、管理人なりに解釈した腸活の大切なポイントと、すぐに実践できる方法についてご紹介していきます。

まだまだ腸活に関しては研究が始まったばかりで、実証されていることが少ないのは事実です。

ただ、管理人にはこれまでの医学療法より非常にしっくりときており、やるメリットはたくさんあると思うのでご紹介します。

子供の頃、ひどい花粉アレルギーで毎年耳鼻科で薬を処方してもらったり、体調が悪い時に整体に月一ペースで通っていました。いずれも効果はなかったです。

そんな中、腸活の大正義ヨーグルトと出会い精神面でも肉体面でも助けられました。

腸活とは

腸活とは、管理人の定義で言うと、腸の中の善玉菌を全力で応援することです。お客様は神様、と商いの世界では昔から言われていますが腸活では、善玉菌は神様のように丁重に扱うとベストです。

 

腸に対する認識の変遷

昔から日本人は心が腹にあると思い、切腹をはじめとして、お腹を重視してきました。

ただ、近代に入って医学が進歩すると脳死をはじめとする、脳第一主義が台頭します。

また、DNAの解析が進む中、遺伝子の役割が徐々に明らかにされてきます。

明らかになったのは、人間の遺伝子の圧倒的な少なさでした。

 

ミジンコが3万1千個の遺伝子を持つ一方、ヒトは2万3千個の遺伝子を持つだけということが判明しました。分析の中で、遺伝子も体の方向性を決めるうえでめちゃくちゃ大切な役割を持つことが判明した一方、ミジンコ以下の遺伝子を持つ人間が様々な発展をしてきたのは、遺伝子以外にも大切な要素があるのではないか、とささやかれるようになります。

 

そこで、浮かび上がってきたのが今までは便の通り道でしかなかった大腸に住む約三万種類、100兆~1000兆の菌たちの働きでした。この豊富で多様な菌の種類はミジンコ等の生物には見受けられません。

菌が、人の健康や感情、思考に大きな影響力を持つことが分かり始めてきました。

 

令和の時代に入り脳至上主義から、お腹に住む菌たちの活動に目を向け始めています。

江戸時代の人からしたら、ほら見たことか、という感じでしょうか。

 

腸内の菌とは

腸の中では腸内フローラという細菌の共生がされています。

先にもお伝えしたように、腸内に住む細菌の数は約3万種類、100兆~1000兆とも言われ、一つの世界が形成されています。

腸にいる菌は我々の身の回りの生き物と異なり、呼吸をする必要がありません。

腸の中には酸素がなく、酸素を吸って活動せずに、発酵という手段でエネルギーを得ます。

この酸素がない生存できない菌を分析できなかったことが今まであまり調べられてこなかった大きな要因の一つです。

 

腸内フローラの大切な比率

腸内フローラでは人に良い影響を与える善玉菌、悪い影響を与える悪玉菌、そして普段は中立的な日和見菌がいます。

その比率は、

善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7と言われています。

この比率を保てば、悪玉菌は動けないばかりか、外からのさらに悪い侵入者が来た時も味方してくれることもあるそうです

(※ホリエモンさんも絶対滅菌推奨していた腸癌を起こすピロリ菌は悪玉菌筆頭とされていましたが、最新の研究ではアレルギー症状などを引き起こす菌を退治してくれていたりするそうです。幼少期は、ピロリ菌に悪い侵入者を退治してもらって高齢期に入ったらピロリ菌を滅菌するなどできないか色々研究が進められています。)

逆に比率を保てず、悪玉菌が増えてしまったときは悪玉菌が暴れ出すだけでなく、日和見菌も一緒に参戦して暴れだします

 

働く細胞では、主人公っぽい白血球が全身で外からくる侵入者を退治する描写がされていました。

似たように、善玉菌は国連平和維持軍として、軍事的に例えられることが多いです。

 

では、この平和維持軍に活躍してもらうためにどうしたらいいか。これを考えるのが腸活です。

 

なぜ管理人は腸活を研究するようになったのか

元々小学生の頃は夕日を見るとなぜか死にたくなるという自殺願望がありまくりの人間で、

親からもこの世は苦しいもんだと教えられていて悲観論者のスーパーエリートでした。

 

そのため、不幸体質は遺伝するものだと思い、人生は苦しいもんだと思う人は子供を残すべきでないという所まで行くほどの悲観原理主義者になっていました。

 

ただ、大学時代色んな人と出会い、ラッセルの幸福論に感銘を受けたりして幸福は自ら積極的に掴みにいくもんだ、ということを知ります。

また、遺伝子キットなどで自分の遺伝子の特徴も色々調べていく中でそれなりに自分の能力の限界を知り、折り合いをつけることを知ります。(これに関しては今後別記事を書こうと思います)

 

遺伝子に興味を持つ一方、虫や動物がホルモン、フェロモンに本能を支配されていたことから、これを調べたら幸福につながるかなと思って調べてはじめました。

そこで、人が幸せを感じるには、セロトニンというホルモンを自ら感じ取る必要があることを知ります。

さらにこのセロトニンはトリプトファンという物質から生成されることも知ります。

そこで、このトリプトファンは腸で吸収されていることを、知ります。

ここで、腸は第二の脳と呼ばれ思考や感情に密接に関わる臓器であることも同時に知ります。

人間の脳の無意識で動いているのは9割と言われていますが、腸はこの無意識に大きな影響を与えているのではないか、と仮説に至ります。

 

さて幸福ホルモンセロトニンの元要素、トリプトファンは基本的に何にでも含まれているのですが、なんとなくここでヨーグルトを毎日摂取することが幸福につながると仮定し、実践します。

 

それからヨーグルトを毎日食べ続けて早6年経つでしょうか。上記の仮説は今のところ間違っていないと確信しています。

 

食べ続ける中で、より一層腸へ関心を持ちます。

腸を健康に保つことは感情もなんだか楽しい、というところで保てるのではないかと思い、さらに研究を進めていくと、一冊の本で腸の活動についてまとめてある「あなたの体は9割が細菌」という本と出合います。

ここで、腸活、体についている細菌の大切さについて知ります。

 

 

さらに余談ですが、

腸の細菌の大切さについて提唱が進む中で、同じように細菌の大切さが提唱され始めた分野がありました。それは農業でした。

 

管理人の中で、細菌の多様性と豊富さを重視する腸活と土壌改良の関連度合いがかなりマッチしていると感じています。

こんなことを考えたのは私が初めてだろうと思っていましたが、すでに同じように感じている人が本を書かれていたので、下記紹介します。

 

管理人自身が抗生物質を飲まなくても、ヨーグルトである程度病気を予防しているように、

農薬を使わなくても畑の中の善玉菌がちゃんと働くようにすればある程度病気は予防できるのではないか、という仮説を元に、耕作放棄地を借りて実証研究を始めました。

逆に畑の菌に良いとされているものは腸にも同じように良いと考えることができ、とすれば同じようにすればおいしいものができるんじゃないだろうか、というところで色々検証を進めています。これもまた別の機会にお話します。

 

腸活が効かない事例

残念ながら、腸活をすればすべてめっちゃハッピー!というようなものではないと思っています。

このサイトでたびたび紹介させて頂いているバートランドラッセルの「幸福論」でも、

「…この幸福論は、戦時下等の過度の抑圧された環境では通用しない。通用するのは、現代社会である程度裕福になり、日々に退屈を感じる余裕があるくらいの一般的な層だけ」のような趣旨が書かれていました。

腸活の与える影響は、上記で語られる幸福論のターゲットである一般的な層と呼ばれる層に有効であると考えています。

 

では、管理人が色々体験する中で、腸活が利かなかった場面をお伝えします。

 

精神面:人が鬱になる条件が満たされた環境

親しい友達がいない環境や未来に希望が見いだせない環境下では、腸活をしても絶望は付きまといます。トリプトファンをいくら摂取しても、絶望下ではセロトニンに変換されなかったです。

 

精神面:ある程度の健康が満たされていない状態

寝不足でいらいらしたり、口内炎が常に痛い状態では、そちらの方が優先されます。

ある程度の小康状態が必要です。

 

遺伝の方が影響力は強い

先にもお伝えしましたが、管理人は遺伝子検査をしたりと色々遺伝について調べていました。

遺伝子は、人の全体的な方向性を決めるものだと思っています。

腸活はその方向性の中で資源をいかに活用するかに役立つと思います。

 

ある程度の精神病、癌、緑内障、認知症のなりやすさ等、病気のなりやすさの遺伝性はあるとされています。

また、音楽的才能、スポーツの感性、記憶力の良さを始め、病気のなりやすさ、肥満、身長、視力など、8割方は遺伝で決定されていると聞いたことがあります。残りの2割は自身の生存が脅かされ、どうしても克服しなければならない状況などに覆すことが出来ると思います。

 

つまり、遺伝的な才能の影響力と、腸活で細菌を強化する影響力でいうと遺伝的な影響力の方が強いと思います。

伊坂幸太郎が名小説「ポテチ」で引用してから色んなところで引用されるようになった、スヌーピーの名言に下記のようなものがあります。

 

「配られたカードで勝負するしかないのさ…それがどういう意味であれ」

 

管理人が思うに、腸活はこの配られたカードをいかに楽しく、思う存分有効活用するか、のための手段だと思っています。

よく、腸活をすると痩せる善玉菌が増えて好きなものを食べても痩せられる!と聞きますが、自然と腸活しまくっている昔の人でも太っている人は太っているし、何より4か月間毎日一時間半歩いて、腸活しながらご飯はたくさん食べる管理人が全く痩せないので、ただ腸活をするだけでは遺伝に太刀打ちできません。

 

 

腸活のポイントと実践について

腸活のポイント

腸活のポイントは大きく分けて3つになると思います。

 

①大腸に細菌を投下する

②大腸にいる細菌を応援する

③大腸の細菌が暮らしやすい環境を作る

の3つです。

詳しく説明していきます。

 

①大腸に細菌を投下する

軍事的に例えると、応援部隊を派兵することです。

先日、マツコデラックスさんがヤクルト1000の効能を「しゃべくり007」で話してから、売り切れ続出らしいですが、ヤクルト1000もこの大腸に細菌を投下するグループに入ります。

この場合、乳酸菌を大量に腸に投下することになります。

 

普段この応援部隊を投下する方法は発酵食品を食べることです。

管理人は毎朝納豆やヨーグルトを食べることにしています。

 

人間は極論、口から肛門まで一本の管です。

口や鼻から入ってきた悪玉菌に対抗するために、この応援部隊が効力を発揮します。

 

納豆やヨーグルトを摂取することによって腸に投下される善玉菌は腸の壁の漆喰役として、悪玉菌が取り付くすきをなくします。それと同時に最後の砦である腸のぬめりを増加させるという効果もあるそうです。

また、乳酸菌は腸にとどまらずに便となって出てしまいます。そのため、日々摂取することが望ましいです。

 

 

この応援部隊を投下するデメリットととしては、口から摂取した後胃を通って腸に入るため、道中で結構死んでしまうということです。

善玉菌の死がいも有効活用されるそうですが、死んだ場合、元の期待された活躍はできなさそうです。

 

②大腸にいる細菌を応援する

大腸にいる善玉菌を応援するための資材を投下する、ということになります。

最適な資材として、現在注目されているのが食物繊維です。

従来の医学では、食物繊維は体に吸収されないのでそのまま便となりお通じがよくなる、というものでした。栄養にはならないけど、腸を掃除するのによいとされていました。

腸活では、そんな脇役に見られていた食物繊維が主役です。

食物繊維は胃や小腸で消化されず大腸に届き、そこで善玉菌のごちそうとなります。その結果、腸内での調和をより強固にします。

食物繊維の一日の摂取量の目安は、男性が1日20g、女性が18gとされています。

現在、日本人の平均摂取量は15gで、あと5g食べることを推奨されています。

 

食物繊維はごぼうを筆頭として野菜に多く含まれており、また白米を作るために精米した時に出る米糠、小麦粉を作るために削られるふすま(ブラン)の中にも多く含まれています。

 

白米や小麦粉等、美味しく食べるため、長期保存が利くようにする方法が大事な食物繊維を実は削ってしまっていたのです。

③大腸の細菌が暮らしやすい環境を作る

睡眠不足や夜更かしが続くと、お腹を下しやすくなったりしませんか?

管理人は上記のような場合だと結構お腹を下してしまいます。

 

便は、腸の細菌の死骸も多く含まれているため、腸内が快適な環境が作られていないと、便もおかしくなってきます。

 

便がバナナ型のちゃんとしたものでないと言うことは、腸を筆頭にどこか体が不調になっていることになるので、そうなると感情面も連鎖的に不調になります。

 

快適な環境を作るために、

・適度な運動(40分くらいの散歩がよいと聞きます)

・しっかりと睡眠時間を確保する

を心がけましょう。

 

お散歩される際はぜひ下記記事にて紹介するaudibleを使って歩きながら読書してみてはいかがでしょうか。

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腸活で効用があるとされている点

 

便秘

先ほどもお伝えしましたが従来の医学では、食物繊維は体に吸収されないのでそのまま便となりお通じがよくなる、というものでした。実は食物繊維は大腸で大活躍していたわけですが、便秘にかなり有効なのは昔から知られています。

ダイエット

腸活はダイエットに効く!とされています。

理由として、痩せ菌というものが腸内にいるため、その菌を増やすことができれば、

どんなに食べても太らないという説があります。

 

6年ヨーグルトを食べ続けて、納豆もかなりの頻度で食べている管理人はさぞこの痩せ菌が増えているのだろうと思うのですが、実は一向に痩せる気配はありません。

 

そもそも痩せ菌は、食物繊維たっぷりの脂質があまりない生活スタイルの中で増え、その生活スタイルの中でのびのび暮らすことでどんどん増殖して結果体をスリムにしてくれるようです。

管理人のように、腸活はしながらもインスタントラーメンやポテトチップスについつい手が伸びてしまうと、痩せ菌は窮屈な生活を送らざるを得ないです。

その結果、肥満菌が大活躍して、来る食糧危機に備えてせっせと脂肪を蓄えてくれていそうです。

病気予防

詳細をお伝えするととても長くなってしまうのですが、

体の免疫細胞と、腸にいる菌が協力して体の免疫機能を高めます。

 

これが難しいところで、現在の慢性的な病のほとんどは、

普段であれば体を守るための動きをしているのに、現代においてはそれが過剰な防衛反応となり、結果病気になってしまいます。

 

この辺りの微妙な調節も菌がお助けしてくれるようです。

実践腸活

 

では、いよいよ実践する腸活についてお伝えしていきます。

全体的な方針としては、今までお話してきたもののまとめなような感じになりますが

①食物繊維をなるべく多く食べるようにする

②腸に優しい環境を作る→睡眠時間を確保する、一日40分程散歩する

の二つです。

 

①食物繊維をなるべく多く食べるようにする

野菜をたくさん食べればいいんでしょうが、なかなかたくさん食べるのは難しいので、管理人は海苔を朝食に必ず食べるようにしている他、米ぬかを小さじ一杯ヨーグルトに混ぜて食べるようにしています。

 

「土と内臓」に出てくるハイジという腸の専門家は、全体的な健康を促進し、免疫系を維持し、がん予防に役立つ食事の見直しの出発点として、

 

「一日の食事の50%を野菜と果物類、10%を精白していない全粒穀物、残りの40%をたんぱく質」とする比率を推奨しています。

 

②腸に優しい環境を作る→睡眠時間を確保する、一日40分程散歩する

睡眠時間をしっかり確保する、ちゃんと散歩する等、腸が快適な環境を作ることで、セロトニンがトリプトファンに変換されやすくなり結果脳もなんだか楽しい、状態になることが出来ます。

ここで再三の注意となりますが、あくまで腸活をすることで得られるのは、小さな幸せをより強く感じられるだけということ。不幸にあった時には悲しみを感じない体になる、とかいうわけではないです。もしかしたら立ち直りが早いとかあるかもしれませんが、人間ですから、気分が沈むときは沈みます。

管理人自身でいうと毎日、日記に今日のテンションを書いているのですが、記録を見返すと3週間に一度くらい気分が浮かない日があります。そんな日はまたいつものことかなと思ってじっと耐え忍んでいるとまた気分が戻ってきますし、まだ浮かない気分が続くときは何が浮かないのか分析して変えようと努力します。

まとめ

西洋的医学では、人間の生死を脳死で判定するなど、脳を最重要視してきました。

ただ先日、NHKで腸活を特集していた時に話していた内容に、

「ガッツポーズ」「ガッツがある」等のGUTは実は「腸」という意味から転じて根性とかの意味を持つようになったそうです。

日本語でも、「腹の虫がおさまらない」ですとか、「はらわたが煮えくり返る」等、お腹が感情や魂を宿すと考えられてきました。

 

脳はどうしても快楽という欲望を得ようとして結果肥満や中毒に体を陥らせてしまうことがあるので、これからは腸にとって優しい環境づくりをしていくことが健康、幸福に生きるために必要になりそうです。

 

余談

すでに腸活の資格もあるんですね。お値段4~5万円と資格の中でもちょっとお高めなと思いました。http://blog.500mails.com/intestinal-activity-certificate

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