【死してなお平和を祈る日本の聖なるミイラ】18人の即身仏を巡る

寺社仏閣
【難易度】★★★★★
【手間】★★★★★
【費用】 移動費がかなりかかる。全部回るなら、車必須だと思われます。
電車だと本数が少なく、また駅とお寺が遠いことがあります。電車+駅前で借りたレンタル自転車や、バスを使用してもいけますが、レンタカーがベストな気がします。

 

即身仏とは、民衆の救済を祈り続け、死してなお祈り続ける僧侶のことです。

日本には18体の即身仏が安置されているとされています。特に、新潟県、山形県に多くいらっしゃいます。

 

即身仏を安置しているお寺では、数年毎に即身仏の衣替えで、それまで着ていた着物を細かくしお守りに販売しているところが多いです。

その御守りの効果は絶大だとか…。

 

日頃何かと運が悪い方におすすめの趣味です。

本記事では、そもそも即身仏とは、どうやって即身仏になるのか、現在日本で祀られている18のお寺についてご紹介します。できる限りそれぞれの方がどういう経歴で即身仏になったのか辿っています。

即身仏について知る

即身仏のなり方

(※現在、即身仏になることは禁止されています!)

即身仏は、ざっくりと分類すると、ミイラと同じような類に入ります。

砂漠地帯のあるエジプトなどのように湿度が低いと、ミイラになるのは容易だそうですが、

日本は高温多湿のため、非常にカビや腐食に気を付ける必要があり難易度が上がります。

 

特に内臓を腐らせないようにするため、生前から「五穀断ち」という、

米・麦・粟・きび・大豆などの摂取を禁じられます。

 

このような厳しい食事制限を自らに課し、水垢離という、どんなに寒い日でも、

決まった長さのろうそくが燃え尽きるまで、毎日、水に浸かるという修行を続けます。

 

また、死後の腐食を抑えるために漆を飲んでいたとも言われています。

上記のようなほぼ断食と、厳しい修行によって体中の脂肪を徹底的になくしていきます。

 

死期が近づいてきたら、土中入定という行程に入ります。土の中に小さな部屋を作りそこに棺を入れ僧侶がそこに入ります。その後空気が通るだけの穴を確保し埋めます。

 

僧侶は土の中でひたすらに読経しながら鉦を鳴らしつつ、最後を迎えます。

鉦の音が止んでより空気穴をふさぎ、その後3年間経ってから掘り起こします。

 

無事内臓などが腐らずにいたら、即身仏として、お寺に祀られるようになります。

即身仏の安置されている18のお寺

新潟県

西生寺:弘智法印

日本最古の即身仏、弘智法印さまがいらっしゃる安置されています。

約660年前の1363年10月2日、3000日にわたって即身仏になる修行をされた弘智法印さまは土中入定されました。

受付時間、拝観料、休観日は下記の通り。注意点は、受付時間が15時半で終了してしまうことと、雪国らしく冬期は休観していることですね。

受付時間

午前9時~午後3時30分(最終受付)
※受付場所は駐車場内「受付寺務所」

 

拝観料

(個人)大人・高校生 500円
小中学生 300円
(団体)20名以上 大人・高校生 400円
小中学生 200円

 

休観日(定休日)

毎月28日、7月15日、
8月13日〜15日、10月 第1日曜日、冬期休観

引用元:西生寺

・場所:〒940-2501 新潟県長岡市寺泊野積8996

 

観音寺:全海上人

元々の名前は長谷川善吉といいはじめは川に沿って材木を運搬する筏乗りをしていましたが、20代で両親と妻子と死別し、出家します。湯殿山で長い年月修行した後、阿賀野川の急流難所で多くの船が難破することを嘆き、自ら難所工事に取り掛かり、取り除くことに生涯をかけられました。

その後死期を悟ると即身仏になられることを決意され、死してなお人民の救済を祈り続けられております。1687年に入定されております。

 

  • 受付時間 全海上人大祭のある7月8日のみ御開帳
  • 拝観料  無料?
  • 休観日  7月8日以外は拝観できません。
  • 場所   〒959-4304 新潟県東蒲原郡阿賀町豊実甲1779

 

 

真珠院:秀快上人

9歳に出家し、その後僧侶として過ごされた秀快上人。50歳で入定を決められてからなんと10年間も五穀断ちをされたすごい方。

1780年3月21日の弘法大師空海と同じ日に御入定されたそうです。

ただ、現在は御開帳されることはなく石室に安置されています。

 

  • 拝観料 無料
  • 受付時間、休観日 HPに記載されておらず
  • 場所  〒949-3723 新潟県柏崎市西長鳥甲502

 

参考:真珠院HP

 

山形県

本明寺:本明海上人

庄内地方に存在する6人の最古の即身仏である本明海上人がいらっしゃいます。

 

1623年に生まれ、元々は武士として藩に仕えていました。藩主の眼病の回復を祈るため、湯殿山に祈願しに入ったそうです。祈願のかいあってか藩主の病が治ったため、これを機に出家します。

その後、厳しい修行をされた後、即身仏になることを決められ1683年に土中入定されます。

 

  • 受付時間 参拝には事前予約が必須です。予約した時間にお伺いします。
  • 拝観料  無料
  • 休観日  冬期は原則休観。予約した日時にてお伺いします。
  • 場所   〒997-0402 山形県鶴岡市東岩本内野388

 

参考:山形への旅 山形県公式観光サイト

 

海向寺:忠海上人、円明海上人

海向寺には、日本で唯一二人の即身仏がいらっしゃるお寺になります。

海向寺が約1200年前に空海によって開かれたと言われており、忠海上人、円明海上人とも「海」の字が名前に入ってます。

両人とも、住職として民衆の救済を願って即身仏となられていて、

忠海上人は海向寺中興初代住職として1755年に入定され、円明海上人は海向寺中興九代住職として1822年に入定されました。

 

酒田駅から歩いて20分くらいで着きました。帰りに見たら無料レンタル自転車があったので利用したかったです。

猫がいて可愛かったです。

下記の定休日以外はほぼ毎日、即身佛のお参りができます。

 

また、毎年8月1日~3日 は即身佛特別御開帳のため、

どなたでもご自由にお参りしていただけます。(拝観料無料)

 

・通常拝観時間

4月~10月 9時~17時

11月~3月 9時~16時

 

休館日

1月1日~3日(元朝行事)

毎週火曜定休日

 

拝観料

大人400円 小人200円

団体20名より

大人300円 小人150円

引用元:海向寺HP

  • 場所  〒998-0037 山形県酒田市日吉町2-7-12

 

 

大日坊:真如海上人

真如海上人は公式HPでは、

朝日村越中山に生まれ、純真な性格の持ち主として育ち、幼少の頃より仏教の教に心をひかれ、 青年時代よりは仏門に帰依出家し一生を捧げました。

引用元:大日坊

とまじめで一途な僧侶を想起されますが、

講談社のデジタル版人物名大辞典+Plusや、朝日日本歴史人物事典では、

入門の動機は,肥桶を担いで野良を歩いているとき,武士とすれちがい,道をよけようとしたはずみに武士に肥をかけてしまった。怒った武士が刀を抜いて斬りかかってきたので,稲杭で応戦しているうちに殺してしまい,そのまま大日坊へ駆けこんだという話が伝えられている。

引用元:朝日日本歴史人物事典

あやまって武士を殺してしまい、寺に駆け込んだ説が取り上げられています。

この説は後に作られた、とする人もいるそうですが、前者の話とは異なる印象を受けます。

その後、大日方で熱心に社会福祉に従事され、1783年天明の大飢饉という、

人肉も食べなければならないほどの飢えの時代に、人民の救済を祈りながら入定されました。

 

余談ですが大日坊に行くと、ご住職の説法を聴くことができるらしいです。

ただ、様々な口コミを拝見しているとその説法がなかなかアクの強さで「何か買わせようとするごりごりの営業トークだった」というお声もあれば「素晴らしい説法だった」という人もありました。どうやら説法される登壇者によって異なるようです。いずれにせよ、覚悟して向かったほうがいいかもです。

住所 〒997-0531
山形県鶴岡市大網字入道11
電話 0235-54-6301
FAX 0235-54-6302
拝観 大人  500円
団体  450円 (30名以上)
中学生 400円
小学生 300円
拝観 8:00~17:00
(受付16:30まで)

引用元:大日坊

住所:〒997-0531 山形県鶴岡市大網入道11

 

注連寺:鉄門海上人

鉄門海上人は漫画になるほど逸話が多く残っており、波乱万丈な人生を送られていました。

元々川の人足をやっていましたが、20代半ばの頃、人を殺し注連寺に入ることに。(殺人の内容は、川の堤防を補修を武士に訴えたが粗雑に対応されて攻撃した、または遊女がらみで武士を殺した等の説がありました。)

その後も、いろんな逸話があります。

  • 誘惑してきた遊女に睾丸をちぎって自らを抑制し、その遊女に渡したという話。後日、この睾丸を持っていた遊女に次々と良いことが起こり、持っていると幸せになるとされて色んな人に大切にされたのだとか。今も大事にされ、鶴岡市内の南岳寺に安置されているようです。
  • 江戸で眼病が流行った際には自ら左目をくりぬいて祈願したところ、収束した。
  • 殿様の腹を蹴って腹痛を治した。

その後、湯殿山信仰を広げ、川の補修工事等、困っていると声が上がれば各所に出向いたと言われています。そのため、色んなところに鉄門海上人の名前が刻まれた石碑があるようです。

1829年12月8日に入定されました。

 

  • 拝観料 大人 500円 中人 400円 小人 300円 ※現在はコロナ防止のため拝観のみの方は受付していません。
  • 祈祷料:3000円~  供養料:3000円~ いずれも事前予約必須
  • 休観日 明記されておらず
  • 場所 〒997-0531 山形県鶴岡市大網中台92−1

 

南岳寺:鉄龍海上人

 

鉄龍海上人は1820年に生まれ、青年時代に友人を喧嘩の中で殺してより各地を放浪されます。

その後、南岳寺で出家します。加茂坂道路改修工事等を進めます。死期を悟り、即身仏を目指すも、明治になってから命を軽んじてはいけないということで即身仏になることが禁止され、また墳墓発掘禁令が出されたために、極秘に計画が進められました。

明治14年(1881年)に実際は入定されましたが、当時は入定年を明治元年(1868年)、さらには存在自体大正頃まで秘密として守られたようです。

 

鶴岡駅にある鶴岡市観光案内所で無料の貸し出し自転車を借りれます。駅から20分くらいで着きました。まだ100年近くしか経過していないので、歯とかきれいに残っていました。また、最高裁判所で超能力を認められた「長南年恵」の霊堂もありました。

  • 受付時間 午前8時30分~午後4時30分
  • 拝観料  大人400円 小人300円
  • 休観日  1月2日、5月13日、8月14日
  • 場所   〒997-0839 山形県鶴岡市砂田町3−6

 

蔵高院:光明海上人

光明海上人は他の即身仏の方々と違い、伝承で「100年経ったら掘り起こしてほしい」

と言われたことだけがかろうじて残っており、昭和に入ってから発掘されました。

 

100年以上経過してより掘り起こしたその御姿は、ミイラというより白骨になってしまっていたようですが、厳しい修行を乗り越えて即身仏となって、無事100年後の世界に知られるようになって本当によかったとも思います。1854年入定されました。

 

  • 受付時間 事前予約必要 問い合わせ先 (常安寺 0238-85-0107)
  • 拝観料  拝観志納:大人300円 小人200円
  • 休観日  事前連絡時要確認
  • 場所   〒992-0775 山形県西置賜郡白鷹町黒鴨544−1

 

明寿院:明海上人

明海上人は江戸時代末期に貧しい農家に生まれ、百姓でした。

15歳で飢饉の中両目を失明し、その時多額の医療費が必要になるなど周囲に苦労を掛けていることに苦心され、21歳の時に出家をされました。

その後は各地を回り人民救済のために動かれ、立派なお坊さんだったそうです。1863年入定されました。

国内で唯一個人所蔵の即身仏です。

  • 受付時間 個人所蔵のため確認が必要ですが、現在所蔵されていた方が亡くなられている可能性があるので、可能であればお寺の近隣の方にお聞きしてから拝顔した方がよさそうです。
  • 拝観料  要確認
  • 休観日  予約時要確認
  • 場所   〒992-0077 山形県米沢市簗沢3675

観音寺:仏海上人

 

16歳の時湯殿山注連寺に入門後、厳しい修行を経て布教活動、加持祈祷を熱心にされました。

それだけでなく、供えられた祈祷料や布施などを貧困にあえぐ人々に分け、多くの寺社仏閣の再興に努められた功績を称えられ、新潟知事から感謝状・賞状が7回贈られました。

盗みに入った人に、それでは足りないだろうからと金銭をさらに渡したというエピソードから、仏海上人の聖人ぶりがわかります。

 

明治36年(1903年)3月20日に、76歳で入定されます。

遺言にて、死後3年後に掘り起こすよう指示がありましたが、墳墓発掘禁止令のため掘り起こすことができませんでした。

昭和36年(1961年)7月に、村上市教育委員会と日本ミイラ研究グループによって発掘調査がされます。

参考:観音寺

 

  • 受付時間 通常:8時〜17時 冬季:8時〜16時半
  • 拝観料  無料
  • 休観日  休観される場合あり 事前要確認 0254-52-4707
  • 場所   〒958-0864 新潟県村上市肴町15−28

JR羽越本線「村上駅」から徒歩で約8分

 

その他都道府県

神奈川県 總持寺:石頭希遷

石頭希遷は日本の即身仏ではなく、1200年前の中国唐の時代の僧侶で、六祖慧能の弟子とされている人です。

石の上の庵で座禅をしていたことから、石頭和尚と呼ばれていたそうです。

石頭和尚、とっても偉い人で曹洞宗を筆頭とする禅宗の開祖に近い存在の人でした。なぜそんな人が日本に来たのかというと、下記のような理由がありました。

・石頭和尚は湖南省南岳(衡山)の南台寺で790年に91歳で入寂され、遺体はミイラの仏とされました。
・辛亥革命(1911)の時に石頭和尚を祀った寺が革命軍により焼かれましたが、当時の研究家・山崎彪さんが燃え盛る炎の中から石頭和尚を救出し、つてがあった三井物産の船で日本に運んだそうです。
・山崎彪さんは「大師奉讃会」を結成し、各地で石頭和尚の御開帳を行っていたそうです。
・「大師奉讃会」の平野さんによって石頭和尚は昭和5年に青梅市の山寺に祀られ、山名を石頭山とされました。
・戦時中、石頭和尚を祀った寺は陸軍の結核病棟となります。また、平野さん没後、石頭山は荒廃していきます。
・戦後、松本昭さんが平野さんの息子から石頭和尚を引き取り日本ミイラ研究グループ所有とし早稲田大学に安置します。
・その後曹洞宗大本山總持寺がこのことを知り、乙川瑾英禅師が何度も松本氏に要請し、昭和50年より大本山總持寺常照殿に祀られることになりました。

参考:日本のミイラ仏(松本 昭著)

 

現在は非公開で観ることができないそうですが、神奈川県の鶴見にそんな方がいらっしゃったとは、驚きです。

 

  • 受付時間 公式HPより確認できず
  • 拝観料  非公開のため拝観できない お寺の見学は可能
  • 休観日  公式HPより確認できず
  • 場所   〒230-8686 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-1

 

京都府 阿弥陀寺:弾誓上人

弾誓上人は今の愛知県、尾張国に生まれ9歳の時出家し、以後修行を積みながら、阿弥陀の悟りを開き以後今の長野県である諏訪や信濃、神奈川県である箱根周辺まで布教し各地に阿弥陀寺を建立されました。一説には木食(5穀断ち)を通して、穢れが亡くなった結果悟りの境地に達したとか。

その後各地を行脚しながら修行を重ね、最後に京都の古知谷にきます。

現在はご尊顔を拝することはできませんが、安置されている石棺のそばまで行くことが出来ます。

  • 受付時間 9:00 ~ 16:00
  • 拝観料  500円
  • 休観日  1月~2月
  • 場所   〒601-1235 京都府京都市左京区大原古知平町83

引用元:京都のいろは

福島県 貫秀寺:宥貞法印

※現在『特別展 ミイラ ~「永遠の命」を求めて MUMMIES OF THE WORLD』に出ているため、お寺にはいないそうです。

1591年に現在の島根県、出雲の国に生まれた宥貞法印さんは幼い頃から出家することを志し、その後23歳の時、現在の香川県に当たる讃岐にて、出家します。

讃岐といえば空海ですよね。その後全国放浪の旅に出た際も、東北地方の湯殿山にて即身仏についてお聞きされたのかと思われます。

1683年、村で流行っていた流行り病を抑えるため、加持祈祷し、入定されました。

薬師如来に祈願して入定された即身仏はこの方だけだそうです。

  • 受付時間 要確認 浅川町役場 農政商工課 TEL:0247-36-1183
    ※拝観される場合には、必ず事前にご連絡ください。
  • 拝観料  大人300円 中高生200円 小学生100円
  • 休観日  事前連絡時要確認
  • 場所    〒963-6207 福島県石川郡浅川町大字小貫字宿ノ内63

引用元:浅川町

茨城県 妙法寺:舜義上人

舜義上人は1608年、現在の神奈川県である相模国三浦郡の城主の嫡男として生まれた言われています。その後出家されます。

1686年2月に入定されたと言われています。土中入定したかったそうですが、この辺りは土地柄掘ると水が出てくることから、石仏の阿弥陀仏の中で入定されました。

入定3年後開けるように遺言していたようですが、結局開けることが出来ずにいたところ何十年後かの頃の住職の枕元に夢に出てきて開けるように言ったため、ようやく開けることができたそうです。

 

  • 受付時間 HPなく確認できず
  • 拝観料  志納
  • 休観日  HPなく確認できず
  • 場所    〒309-1227 茨城県桜川市本郷13

 

岐阜県 横蔵寺:妙心法師

妙心法師は1781年岐阜県横蔵寺のそばの村に生まれました。

幼少の頃から熱心に諸国の寺院を巡礼し、信濃の善光寺で妙心の名をもらいます。

富士山に籠り、行者として修行を続け、そば粉と水のみで生活をしていたそうです。

入定された年は1815年と1817年と二つの説があります。

 

拝観時間10時00分~16時00分(宝物殿と舎利堂のみ)

拝観料無料

※宝物殿と舎利堂は大人500円、小中学生200円、幼児100円

休業日無休(宝物殿は12~3月と雨天休み)

所在地岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲神原1160番地

料金【1月1日~10月31日、12月1日~12月31日】無料

予約不要

お問合せ横蔵寺
TEL 0585-55-2811

揖斐川町観光プラザ
TEL 0585-55-2020

引用元:岐阜県揖斐川町

 

長野県 心宗行順大行者 瑞光院

1644年生まれの心宗行順大行者は元々殿様に仕えていた身でしたが、20代半ばの頃自宅の火災で妻子を無くし瑞光院で出家します。その後は全国各地の富士山、御嶽山、白山、高野山、恐山等を回ります。妻子の17回忌を瑞光院に戻ってきて執り行った後、1687年に瑞光院の後ろにある山、新栄山にて入定されました。

 

  • 受付時間 御開帳されるのは、4月29日、9月敬老の日の前日頃のみ
  • 拝観料  無料
  • 場所    〒399-1612 長野県下伊那郡阿南町新野1099

終わりに

日本に現在いらっしゃる即身仏18人についてご紹介させていただきました。

どの方も、厳しい修行の末、死してなお救済を祈り続ける姿に感じ入るものがありました。

また、まだ行っていないお寺の様子なども調べていく中で、多くの即身仏が周りの住民の方から慕われている様子が見えてきて少し感動しました。

いつか、全ての即身仏の御守り(販売していないお寺はしょうがないですが)を集めて、とりあえずおうちの鬼門側においておいたら、悪いこと起きなさそうな気がします。

以上、即身仏を巡る趣味についてご紹介させていただきました。

東北地方に行かれる際は、ぜひ下の記事にある宮城県のキツネがたくさんいるキツネ村や、山形県にある日本一クラゲの種類が多い鶴岡市立加茂水族館へも行けないか検討してみてください!

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